報告

 プロジェクト No.1  「従来から検討されてきた事項の実施促進」
 プロジェクト No.2  「海外、校内を含めた被災住民の移住計画の策定」
 プロジェクト No.3  「津波防災に配慮した新住宅建設」提言
 プロジェクト No.4  「第一次産業の復興と国際競争力向上対策の提言」
 プロジェクト No.5  「長期にわたる日本のエネルギー政策の策定」
 プロジェクト No.6  「電力事業の抜本的見直し検討」
 プロジェクト No.7  「直接間接の被災に対する合理的な補償問題の策定」
 プロジェクト No.8  「大規模自然災害の被害低減化への提言」
 プロジェクト No.9  「日本のカルチャーの改善の提言」
 プロジェクト No.10 「風評被害対策と教育・意識改革の提言」


東日本大震災の復興に対するプロジェクト活動終了報告 

2012年3月26日 

1.  まえがき
東日本大震災及び福島原発の事故から早くも1年以上が過ぎました。 
この一年間、我々は毎日のように新聞やテレビで、いろんな報道に接し、驚きや不安や怒りを感じて参りました。
現在では、遅々として進まないように見える復旧・復興の足取り、先の見えない原発事故の後始末、今にも発生するかもしれない直下型大地震、頼りない電力供給体制等々、訳の分らない事ばかりが我々の周りを取り巻いて居ります。
このような状況の中で、我々のプロジェクトも一年を経過し、まだまだ議論したい事は多々ありますが、この一周年を機に一旦終了し、今後の進め方については、別途計画したいと思って居ります。

2.  プロジェクト活動
この活動は昨年の427日の山内理事長から全会員への「東日本大震災をめぐるご意見・ご提言のお願い」の呼び掛けから始まりました。
これが10のプロジェクトへ繋がり、直接、間接に100名以上の方々のご参加、ご協力を得てそれぞれに活動して参りました。
HEARTの会にとって、このような活動は初めての試みでありましたが、参加された殆どの方方は有意義な活動として大いにエンジョイされたと思って居ります。
 又、メールなどを有効に活用する事によって、普段あまりHEARTの会の会合に出席出来ない方方にも参加して戴く事が出来ました。

3.  提言のやり方
当初、この活動を開始するにあたって、結論をレポートに取り纏め、然るべき外部の団体や行政に提言しようと考えました。しかしプロジェクトの課題そのものが大変高度で難しい上に、我々の議論のベースになる情報が本当に事実であるのかという確認を取ることは困難であり、且つ実施の為の計画は政府でも決めかねるようなものばかりであると認識致しました。
そこで先ずは素直に我々の結論を取り纏め、報告書を作成する事にし、その上で提言のやり方は24年度の活動計画の中で考えていく事と致しました。体力には自信がないが、知識や経験は豊富な我々としては、学校や他の団体との連携は発信の為の有効な手段であると思います。

4.  プロジェクト終了報告
既に昨年12月にプロジェクトNo.1No.2No.3、の三つのプロジェクトは終了して居り,今回残りの7プロジェクトが終了致しました。しかしながら、各プロジェクトとも、完了したというよりは中締めのような状態で、もう少しこの辺を詰めてみたい、次はこの課題に集中して検討したい、このテーマについて勉強会を始めたい、あの時の結論を早く実行に移したい、等々いろんな意見が出て来て居ります。これ等の意見は次のプロジェクトにつながる胎動であり、必ず建設的で、NPO法人に相応しい活動が生まれてくるものと確信して居ります。

5.  むすび
以下に各プロジェクトの終了報告を記載しますが、これ等は終わりではなく、今後の発展の為のスタートと考えて居りますので、皆様からいろんなご提案、ご意見を戴きたく、お待ちして居ります。 末筆ながら皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。

(プロジェクト幹事 遠藤正昭) 

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